「今月のセッション予約、少し空きがあるな…」「体力的に、この先いつまで現場で指導を続けられるだろうか…」
フリーランスのパーソナルトレーナーとして活動するあなたも、一度はこんな不安を感じたことがあるかもしれません。
安定したキャリアを築くために、セッション以外の収入源として「講師業」や「企業からのアドバイザー案件」に興味はあるけれど、一体どうすればそんな仕事に出会えるのか、具体的な方法がわからずにいませんか?
実は、特別な営業活動をしなくても、人とのつながりから自然と仕事が舞い込み、活躍の場を広げ続けているトップトレーナーがいます。
大阪を拠点に、パーソナルトレーナーとしてのセッションはもちろん、トレーナー養成スクールの講師やフィットネスマシンのアドバイザーなど、多岐にわたる活動で業界を牽引する前田くにひささん。
今回、私たち株式会社つながるCraftの木谷恭太が、前田くにひささんに直接インタビュー。
「なぜ、あなたの元にはセッション以外の仕事が次々と舞い込んでくるのですか?」という誰もが知りたい核心に迫りました。
この記事では、前田くにひささんとの対談から見えてきた、「あなたにお願いしたい」と指名され続けるトレーナーの共通点を徹底的に深掘りします。
明日からのあなたの行動が変わる、収入の柱を増やすための「信頼の築き方」を、ぜひここで見つけてください。
前田くにひささんのLINE公式アカウントはこちら👇
多方面で活躍する前田氏の姿を見て、多くの人は「何か特別な営業ノウハウがあるに違いない」と考えるかもしれない。
しかし、木谷が「セッション以外の仕事は、どうやって受注されているんですか?」と核心に迫る質問を投げかけると、返ってきたのは意外なほどシンプルな答えだった。
「僕が今やらせてもらっている仕事は、ほとんどが人からの紹介なんですよ」
そう語るのは、前田くにひささん。
前田くにひささんのもとに仕事が舞い込む源泉は、Web広告でもなければ、巧みなセールストークでもない。
すべては、これまで築き上げてきた「人とのつながり」から生まれているという。
しかし、ただ人脈が広いだけでは仕事は続かない。
前田くにひささんはこう続ける。
「もちろん人との出会いは大切です。でも、もっと重要なのはその先。紹介してくれた人の顔に泥を塗らないという意識で、一つひとつの仕事に真摯に取り組むこと。その積み重ねが信頼になり、次の仕事につながっていくんです」
そう、仕事が途切れない秘訣は、「紹介」を生み出すための「圧倒的な信頼」にあったのだ。
では、その信頼は一体どのようにして築かれていくのだろうか。
前田くにひささんの言葉を基に、誰でも今日から実践できる具体的なステップを解き明かしていく。
【ステップ1】すべての土台は「専門性」にあり。「あの人に頼みたい」と思われる自分になる
「人からの紹介が重要だということは理解できました。では、そもそも『紹介したい』と思ってもらうためには、何が最初のステップになるのでしょうか?」と木谷恭太が尋ねると、前田くにひささんは迷いなくこう答えた。
「大前提として、自分の『専門性』を明確にすることです。
ただ漠然とトレーニング指導ができます、というだけでは、なかなか紹介にはつながりません」誰かがあなたを他の人に紹介する時、そこには必ず「〇〇の分野に詳しい人だよ」「△△で困っているなら、この人に相談するといいよ」という理由が存在する。
つまり、あなたの「看板」となる専門分野がなければ、紹介のしようがないのだ。
前田さん自身も、キャリアの初期から同業のトレーナー仲間と自主的な勉強会「朝活」を主催。
そこで得た知識や経験が、のちに「トレーナーを育成する講師」という専門性につながり、最初の講師依頼のきっかけとなった。
まずは、あなた自身の棚卸しから始めてみよう。
この「専門性」という土台があって初めて、人との出会いが価値あるものへと変わっていく。
まずは「あの人に頼みたい」と思われるだけの知識と技術を、愚直に磨き続けることが不可欠なのだ。
「専門性を磨く重要性はよくわかりました。その上で、具体的にどのような場に行けば、仕事につながる出会いが生まれるのでしょうか?」という木谷恭太の問いに、前田くにひささんは自身の原点でもある「勉強会」の重要性を強調した。
「僕の講師としてのキャリアは、トレーナー仲間と自主的に開いていた『朝活』という勉強会がきっかけでした。フリーランスは孤独になりがちですが、同じ志を持つ仲間と集まり、知識や情報を共有する場は絶対に必要です。」
しかし、ここで注意したいのは「ただ集まるだけでは意味がない」ということだ。前田さんは、フリーランスが集まるコミュニティの危険性についても示唆する。
「時には、集まってお互いの愚痴を言い合ったり、傷を舐め合ったりするだけの関係になってしまうこともあります。それでは成長はありません。大切なのは、お互いの活動に刺激を受け、高め合える『質の高い交流』ができるかどうかです」
フリーランスにとって、同業者はライバルであると同時に、最も頼りになる情報源であり、仕事を紹介してくれるパートナーにもなり得る。
こうした地道な活動が、やがて「〇〇の案件があるんだけど、興味ない?」という、思わぬチャンスを引き寄せるのだ。
まずは、あなたが心から「共に学びたい」と思える仲間が集う場に、勇気を出して一歩踏み出すことから始めよう。
専門性を磨き、質の高い人脈を築いた先で、ついに仕事の紹介を受ける機会が訪れる。
しかし、木谷恭太が「本当の勝負はここからですよね」と水を向けると、前田くにひささんは深く頷き、この対談で最も重要なポイントを語り始めた。
「まさにその通りです。紹介された先で何よりも意識すべきことは、たった一つ。『紹介してくれた人の顔に泥を塗らない』ことです。僕の仕事は、この哲学で成り立っていると言っても過言ではありません」
紹介された仕事で中途半端な成果しか出せなければ、失望されるのは自分だけではない。
あなたを信頼して紹介してくれた大切な人の評価まで下げてしまうことになる。
その責任の重さを自覚することが、プロフェッショナルとしての第一歩だと前田さんは言う。
では、「顔に泥を塗らない」ために、具体的に何をすべきなのか?
期待値を超えるパフォーマンスを意識する
依頼者が期待する100%の仕事をするのは当たり前。その期待を少しでも上回る120%の結果を出すことを常に目指す。例えば、依頼された資料にプラスアルファの情報を加える、質問に対してより深い考察を添えて返すなど、小さな「おもてなし」の精神が大きな差を生む。
紹介者への報告と感謝を徹底する
仕事が終わった後、依頼主だけでなく、紹介してくれた人にも必ず「〇〇様のおかげで、無事に業務を終えることができました。本当にありがとうございました」と報告と感謝を伝える。この一手間を惜しまないことで、「この人に紹介して良かった」と思ってもらえ、次の機会へとつながるのだ。
「フリーランスのキャリアは、一度失った信頼を取り戻すのが本当に難しい」と語る前田さん。
紹介という貴重な機会は、あなたの実力と人間性が試される絶好の舞台だ。
一つひとつの仕事に誠心誠意向き合い、「あの人に任せておけば間違いない」という圧倒的な信頼を勝ち取ることこそが、継続的に仕事を得るための最も確実な道なのである。
「同業者からの信頼を積み重ねることが基本なのですね。では、さらにそこから活動の幅を広げていく上で、意識されていることはありますか?」と木谷恭太が尋ねると、前田くにひささんは自身の活動の多様性を支える、もう一つの重要な視点を明かしてくれた。
「フィットネスという業界の中だけで完結しないことですね。僕自身、フィットネスマシンのアドバイザーという、言わば『製造業』の方々と仕事をする機会もあります。全く違う業界の方と話すことで、自分のスキルの新たな可能性に気づかされるんです」
多くのトレーナーは、「自分の仕事はトレーニングを教えること」と限定的に捉えがちだ。しかし、「健康」「身体作り」「パフォーマンス向上」といった視点で見れば、その専門知識はあらゆる業界で価値を発揮する可能性を秘めている。
例えば、
など、アイデアは無限に広がる。
「フリーランスは、自分で自分の市場を作っていけるのが面白いところ」と語る前田さん。
同業者のコミュニティに安住するだけでなく、勇気を出して異業種の交流会や地域のイベントに顔を出してみよう。
そこでは、あなたが当たり前だと思っていた知識やスキルが、誰かにとっての「喉から手が出るほど欲しい情報」かもしれない。
自分の専門性を狭い枠に閉じ込めず、常に「このスキルは、他にどんな人の役に立てるだろう?」と考え続ける視点が、あなたのキャリアを飛躍させる新たな扉を開く鍵となるだろう。
ここまで、仕事が舞い込むためのポジティブなアクションについて語ってきた。
しかし、木谷恭太はあえて逆の視点から質問を投げかけた。「逆に、前田くにひささんが『この人にはもう仕事を紹介できないな』と感じてしまうのは、どんな時ですか?」
この問いに、前田さんは少し表情を引き締め、フリーランスが陥りがちな落とし穴について語ってくれた。
どんなにスキルが高くても、たった一つの行動で築き上げた信頼をすべて失いかねないNG行動とは何か。
「できません」と言えない安請け合い
「フリーランスは仕事がないと不安になる気持ちはよく分かります。
だからといって、自分のキャパシティや専門外の仕事まで安請け合いしてしまうのは危険です。
結果的にクオリティの低い仕事をしてしまえば、『あの人が紹介した人は、この程度か』と、紹介者の顔に泥を塗る最悪のパターンになります」
できないことは正直に伝え、代替案を提案するか、他の専門家を紹介する誠実さが、逆に信頼につながるのだ。
紹介後の「報・連・相」を怠る
「これは本当に多いのですが、紹介した後の進捗報告や、終わった後のお礼が全くない人。
紹介者からすれば、自分が紹介した案件がどうなったのかは当然気になります。
そこを疎かにする人は、『責任感がない人だな』という印象を持たれても仕方ありません」
どんなに小さな案件でも、紹介者への丁寧な報告・連絡・相談は社会人としての最低限のマナーである。
コミュニティでのネガティブな言動
「同業者が集まる場で、他のトレーナーやクライアントの悪口を言う人。
これは論外ですね。そういうネガティブなエネルギーは必ず周囲に伝わりますし、『この人は他の場所で自分の悪口も言っているかもしれない』と誰もが感じます。そんな人に大切な仕事を紹介したいとは誰も思いません」
これらのNG行動は、すべて「自分本位」な考え方から生まれる。
フリーランスの仕事は、決して一人で完結するものではない。
常に自分を支え、機会を与えてくれる人々への感謝と敬意を忘れた瞬間に、信頼という名のキャリアの土台はもろくも崩れ去ってしまうのだ。
前田くにひささんのInstagramはこちら👇
今回の木谷恭太と前田くにひささんの対談を通して見えてきたのは、フリーランスとして成功するための、極めてシンプルかつ本質的な答えだった。
それは、「フリーランスのキャリアは、スキルだけで成り立つのではなく、人との信頼関係そのものである」ということだ。
セッション以外の仕事が次々と舞い込む前田くにひささんの働き方は、決して特別な魔法ではない。
「専門性」という揺るぎない土台を築き、
「質の高い交流」を通じて人との出会いを育み、
紹介された仕事で「紹介者の顔に泥を塗らない」という誠実さで期待を超え、
「異業種」との関わりで自分の可能性を広げ続ける。
この一つひとつの地道な積み重ねが、「圧倒的な信頼」となり、彼のもとに自然と仕事を引き寄せているのだ。
この記事を読んで、「自分も変わらなければ」と感じたあなたへ。まずは、今日からできる小さな一歩を踏み出してみよう。
いつもお世話になっているクライアントや同業者に、改めて感謝の気持ちを伝えてみる
少しでも興味のあるオンラインセミナーや地域の交流会を探し、参加を申し込んでみる
今、抱えている仕事に対して、「どうすれば期待を1%でも超えられるか?」を考えてみる
フリーランスという働き方は、孤独な戦いのように見えるかもしれない。
しかし、その舞台裏には、あなたを支え、応援してくれる無数の人々が存在する。
そのつながりを大切に育んでいくことこそが、あなたのキャリアをより豊かで、安定したものへと導いてくれる唯一の道なのだ。
前田くにひささんのホームページはこちら👇
ホームページ、名刺、パンフレット、アパレルなどのお問い合わせは
つながるcraft公式LINE、またはホームページよりご相談ください👇
©2023 TSUNAGARUCRAFT